ウィンナーワルツとも呼ばれる3拍子の軽快な音楽に乗せて踊るダンスです。
1814年のウィーン会議の舞踏会で踊られたワルツが、ヨーロッパ中に広まったものをウィンナーワルツやヴェニーズワルツと呼ぶようになりました。
競技ダンスの中でも最も古いダンスとされており、基本的な「ナチュラルターン」「リバースターン」「チェンジステップ」「フレッカール」のステップで構成されます。
拍子|速さ(小節/分)
3/4|60
衣装
男性:燕尾服 女性:ドレス
ステップ
注意点
- 頭の高さを一定に保つ
- ライズアンドフォールの上下動やスウェイをできるだけ押さえる
歴史
宮廷内で踊られていたアルプス地方に伝わる「レントラー」という民族舞踊が、ウィーン会議の舞踏会で踊られたのをきっかけにウィンナーワルツ、ヴェニーズワルツとしてヨーロッパに広まりました。
市民への浸透はヨハン・シュトラウス父子の活躍によるもので、当時は卑猥とされていたワルツでしたが、ヨハン・シュトラウス1世が宮廷の音楽責任者の地位に就くと、ワルツは美しいダンスとして評価を高めていきました。
その後はヨハン・シュトラウス2世が引き継ぎ、ヴェニーズワルツの曲を次々と発表。ヴェニーズワルツは、20世紀初頭まで舞踏会の主役となりました。