20世紀にアメリカからヨーロッパに伝わり、パリで流行したダンスで、途切れず流れるような動きが特徴的です。柔軟なひざとやわらかな足首で優雅に踊られるワルツと同じスイング系のダンスですが、ライズ・アンド・フォールに特徴があり、1の終わりにライズ。2,3はそのままの高さで、3の終わりにロアするのが原則です。
拍子|速さ(小節/分)
4/4|29
衣装
男性:燕尾服 女性:ドレス
ステップ
注意点
- トウ(つま先)からヒール(かかと)まで押し出すように丁寧に
- ゆっくりな動きの中でのバランス
歴史
20世紀にハリーフォックスというダンスホールのマネージャーが、自分の名を冠したダンスを発表。ダンスの衰退していたヨーロッパに、タンゴと一緒にアメリカから伝えられたのがこのスロー(フォックストロット)です。
歩くように自然に踊られるフォックストロットはすぐに受け入れられ、パリで流行することになります。当初はまだスローではなく、スピーディで激しいダンスでしたが、ワルツのゆったりした動きが取り入れられてスローが生まれました。